石垣島でランチならトラベラーズカフェ朔へ

ご存知ですか?紅イモとムラサキイモは違うんです

内地でこの商売を始めたころ、まだまだ沖縄の事には興味が薄くて、紅イモもムラサキイモも同じものだと思っていました。 え?違うの?と思われた皆さんは私と同じ。
私も紅イモが沖縄と奄美にしかない芋でムラサキイモがサツマイモの一種だということを知ったのはずいぶん後でした。

二つのイモの共通点はその色です。
あの紫は、アントシアニンが含まれているから。
抗酸化作用がある物質です(また出ました)。
アンチエイジングに効果があると言われますよね。
ほかにもナスやブルーベリー、シソなんかに含まれています。

石垣島のランチなら「トラベラーズカフェ朔」の紅イモ

紅イモ

紅イモのおいしさと美しさを内地でも手に入れる方法

ところで、この紅イモは内地で買うことができないんですね。
紅イモとムラサキイモの区別がついていなかった頃は、八百屋で買ったムラサキイモは沖縄から来ているものだと思っていました。
紅イモは沖縄から他県への持ち出し禁止です。
紅イモについているアリモドキゾウムシやイモゾウムシの被害を本土に持ち込まないためなんだそうです。

では、内地で紅イモを食べるにはどうすればいいのか?というと植物防疫所というところで蒸気消毒してもらわなければならないそうです。
いちいちそんな面倒なことはしていられません。
そこで、その代わりに紅イモ100%で作られている紅イモパウダーを使う、という手があります。
沖縄では普通にスーパーで売られているものです。
この紅イモパウダー、手軽に使えて料理の彩りも美しくなるし、芋の重たさを加えたくない場合などにもとても便利です。

でもやっぱりこちらでしか食べられないスイーツにしてしまいました。

朔の今週のスイーツは「紅イモとココナツのムース」。

石垣島のランチなら「トラベラーズカフェ朔」の紅いもとココナツのムース

紅いもとココナツのムース

実はこちらにも紅イモパウダーを使っています。
ムースのふわふわ感を出しながら紫の色どりを加えるのにパウダーを使って作りました。
もちろん紅イモの風味もありますよ。
加えてココナツの甘い香り。
ちょっとモンブランのようなクリーミーな味わいです。
そして、トッピングには紅イモそのものをグラッセにして乗せました。
これは沖縄でしかできないかも。
レモンを加えることでアントシアニンの紫がより鮮やかな色に変化しています。

ああ、豆カレーのスパイスの香ばしさをぜひぜひ感じていただきたい!

それでは、週替わりのカレーとサラダもご紹介いたします。

今週のカレーは「豆のカレー(ムング・ダール)」です。

石垣島のカフェ&カレー「トラベラーズカフェ朔」のムングダール

ムングダール

豆のカレーは食材に肉類を使っておりません。
ただ、バターを使用しているのでビーガンの方は「野菜カレー」をどうぞ。
今年の7周年感謝イベントのときにはバターを使わないムングダールを作って「ゆしダール」というメニューをお出ししました。
バター使わないムングダールもあっさりしていてとてもおいしいのですが、いつもの週替わりのムングダールは、スパイスの香りを乗せたバターをジュッとかけてあり、それが香ばしいんです。
ミニタンドリーチキン付き。お肉がだめな方はチキンなしにもできますよ。

今週のサラダは「大根、ツナ、シメジのサラダ」です。

石垣島のランチなら「トラベラーズカフェ朔」の大根、シメジ、ツナのサラダ

大根、シメジ、ツナのサラダ

 

大根は鹿児島産。シメジは沖縄産です。
こちらも抗酸化作用満載のゴマがたっぷりきいた中華ドレッシングでどうぞ。