朔の本棚で密かに人気のこの本
お皿の上げ下げ、お冷の継ぎ足しなどでホールをまわると、お客様が読んでいる本が目に入ります。
お客様が持ち込んだ本はわからないですが、朔の本棚からとった本なら、ぱっと見て何を開いているのかわかることがあります。
あるいは、お帰りになった後、テーブルの上に読んだ本が残っていることもあります。
そうすると、何となくですが、朔の本棚で人気がある本が分かってきます。
「世界のザリガニ 飼育図鑑」。
この本がもしかしたら朔の本棚の中でお客様が手を伸ばすことが最も多い本なのかもしれません。
体長1メートル! 超巨大ザリガニを摩周湖に発見?!
この本は「世界のザリガニ」というだけあって、日本であまりなじみのない種類がたくさん載っています。
たとえば、ほらこんな青いザリガニ「マロン」。
図鑑ですので写真が豊富ですが、巻末に飼育方法やまさに「マニア」のためのザリガニレポート、うんちくなども書かれていてそれも面白いんです。
摩周湖にはこんな(体長1m)巨大ザリガニがいるという、ネッシー級の伝説があるというはなしも。
ザリガニとわたし
店主半澤は2002年ごろザリガニを飼育していました。
当時小学生だった甥が福島の実家の近くの十六沼からとったザリガニのお腹についていた稚ザリガニ。
結婚祝いだといって福島から東京まで瓶に入れて持って来てくれたのでした。
狭い環境の中でたちまち共食いが始まり生き残ったのは一匹だけ。
それを「ザリオ」と名付け観察していました。
何度も脱皮を繰り返し、次第に赤く大きくなっていくザリオ。
エサをやろうとすると、「くれくれ」と両手のハサミを伸ばしておねだりするような仕草に愛着がわきました。
そうなんです。
ザリガニはかわいいんです。
ぜひ手にとってみてくださいね
そんなわけで、この本が朔の本棚にあるのです。
ザリガニに興味を持っている人が結構いるのがちょっとうれしい店主です。
朔をご利用の際に開いてみてみませんか?